Amazon Vine先取りプログラムとは?効果的なレビュー獲得の方法を徹底解説!

多くのAmazonユーザーは、購入前に商品レビューを確認する傾向があります。そのため、レビューが少ない商品や低評価の多い商品は、購入の機会を逃す可能性があります。高評価のレビューを集めるには時間が必要ですが、その過程を加速させる手段として「Amazon Vine 先取りプログラム」が役立ちます。
本記事では、「Amazon Vine 先取りプログラム」の基本的な仕組みから、そのメリットとデメリット、さらには効果的な活用方法について詳細に解説します。
目次
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7.2. 必ずしもレビューが投稿されるわけではない
Amazon Vine 先取りプログラムとは
Amazon Vine 先取りプログラムは、信頼性の高いレビューを得るために設計された仕組みであり、特定のユーザー、いわゆるAmazon Vineメンバーから公式にレビューを受け取ることができる施策です。公式の説明では、「新商品や予約商品のサンプルを提供し、他の消費者にとって有益なレビューを執筆してもらう」ことを目的としています。
以下で、このプログラムの概要について簡単にご紹介します。
仕組み
商品をAmazon Vineに登録すると、Amazonによって選ばれた信頼性の高いレビュアーに、プログラムを通じてその商品やサンプルが無料で提供されます。これらのレビュアーは、実際に商品を使用した上でレビューを投稿し、その評価を共有します。
参加資格
Amazon Vine 先取りプログラムは、すべての出品者が自由に利用できるわけではありません。そのため、以下の条件を満たす必要があります。
- 大口出品の販売パートナーである
- ブランド所有者として認識されている
- 対象となるFBA出品商品がある
- 登録する商品のAmazon Brand Registryで承認されたブランド代表者である
引用:Amazon seller central
Amazonブランド登録を行っていない場合は、ブランド登録が必要となり、その準備に時間がかかる可能性があるため注意が必要です。
登録できる商品の条件
Amazon Vine先取りプログラムに登録できる商品には、以下の条件があります。
- Amazon Brand Registryに登録されているブランドであること
- 商品のレビュー数が30件未満であること
- 商品の状態が「新品」であること
- アダルト商品、デジタル商品、または重い商品ではないこと
- Amazon Vineへの登録時点で商品が出品されていること
- FBAの在庫があること
これらの条件を満たす商品は、Amazon Vine先取りプログラムに登録することができます。
費用・手数料
Amazon Vine先取りプログラムでは、以下の費用が発生します。
- 登録手数料
- 商品原価
- 販売手数料、FBA手数料
3つの費用について、以下で詳しく解説します。
登録手数料
最初のレビューが公開された際、1つの親ASINに対して料金が発生します。登録後に90日間以内に、レビューが投稿されなかった場合は料金は発生しません。
今までは、22,000円で最大30件のレビューを獲得できるプランしかありませんでしたが、2023年10月19日から、Amazon Vine先取りプログラムに無料でレビューを得られる新しいプランが導入されました。
プランの詳細は以下の通りです。
プラン:0円(新しい区分)
- 親ASINごとに商品を1~2点登録した場合、最大2件のレビューを無料で獲得ができる
プラン:10,000円(新しい区分)
- 親ASINごとに商品を3~10点登録した場合、最大10件のレビューを得られる
プラン:22,000円(既存の区分)
- 親ASINごとに商品を11~30点登録した場合、最大30件のレビューを獲得できる
※登録手数料は、商品数ではなく親ASINごとに発生します
この新しい価格設定により、レビューを獲得するための敷居が低くなりました。しかし、Amazon Vine先取りプログラムに一度登録した商品は、再び同じプログラムに登録することができません。そのため、将来的なレビュー数とコストを見極めた上で、最適なプランと登録数を慎重に選択することが求められます。
商品原価
Amazon Vine先取りプログラムでは、商品を無料でユーザーに提供するため、商品原価がかかります。そのため、この商品原価を適切に販管費として計上することが大切です。
販売手数料、FBA手数料
Amazon Vine先取りプログラムでは、商品を通常の販売と同じように流通させるため、販売手数料やFBA手数料がかかります。このプログラムを利用する場合、通常の販売プロセスと同じく、これらの料金が発生することになります。手数料の詳細については、以下の記事をご参照ください。
Amazon Vine 先取りプログラムのメリット
Amazon Vine 先取りプログラムのメリットについて、以下で説明します。
- 質の高いレビューを得られる可能性が高い
- SEOの観点から、検索順位の向上が期待できる
- 商品を出品する前にレビューを集めることができる
質の高いレビューを得られる可能性が高い
Amazon Vine先取りプログラムで商品を受け取るレビュアーは、Amazonが選定した信頼性の高いレビュアーに限られます。これらのレビュアーは、過去に数多くのレビューを投稿しており、その信頼性から多くのユーザーにとって有益なレビューを提供することが期待されます。
また、レビュアーは商品を無料で提供されているため、商品の品質にもよりますが、過度に否定的なレビューを投稿するリスクは低いと考えられます。レビュアーが商品を選択し、レビューを記入する際には、カタログページの情報を参考にするため、商品の特徴や使用時の注意点をしっかりと記載しておくことが重要です。
SEOの観点から検索順位の向上が期待できる
AmazonのSEOでは、レビューの量や質が検索順位に大きく影響すると言われています。したがって、Amazon Vine先取りプログラムを活用して高評価のレビューを多く集めることで、検索結果の上位に表示される可能性が高まります。検索順位が向上すると、商品がより多くのユーザーに表示され、その結果、販売促進につながりやすくなります。
商品を出品する前にレビューを集めることができる
Amazon Vine先取りプログラムのレビュアーは、これまでに多くの商品を購入し、レビューを書いてきた経験豊富なユーザーです。彼らは商品の優れた点だけでなく、改善が必要な点についても具体的に指摘してくれることがあります。これにより、今後の商品開発や商品ページの改善に役立つヒントを得られるため、より効果的な商品づくりやAmazonでの運用に活かせるのが大きな特徴になります。
Amazon Vine先取りプログラムのデメリット
次に、Amazon Vine先取りプログラムのデメリットについて解説します。
- 商品の原価や手数料がかかる
- 必ずしもレビューが投稿されるわけではない
- レビューの投稿期限が定められておらず、いつレビューが得られるか不確定
- 否定的なレビューが投稿される可能性もある
商品の原価や手数料がかかる
Amazon Vine先取りプログラムを利用する際には、登録料の22,000円に加え、無償提供する商品の原価や販売手数料、FBA手数料がかかります。そのため、Vineレビューによって売上の増加が見込める商品を選ぶことが重要です。
必ずしもレビューが投稿されるわけではない
Amazon Vine先取りプログラムで商品を受け取ったユーザーには、レビューを投稿する義務はありません。レビューを書かない場合、プログラムのレビュアーから外される可能性が高いため、ほとんどのレビュアーはレビューを投稿しますが、全員が必ずレビューを書くわけではないことを理解しておく必要があります。
レビューの投稿期限が定められておらず、いつレビューが得られるか不確定
Amazon Vine先取りプログラムには、レビューの投稿期限が設定されていません。特に、シーズンアイテムを登録した場合、そのシーズンが到来するまで使用されない可能性もあります。そのため、レビューがすぐに集まるとは限らない点に注意が必要です。
否定的なレビューが投稿される可能性もある
レビュアーが投稿するレビューは、必ずしもポジティブな内容ばかりではありません。商品の具体的な問題点を指摘してくれるレビュアーもいれば、「期待外れだった」といった具体性に欠けるネガティブなレビューを残す可能性もあります。費用をかけて実施したにもかかわらず、低評価が集まってしまうことがないよう、商品の品質に自信がある場合にのみ、このプログラムを利用しましょう。
また、Amazon Vine先取りプログラムの規約により、レビュアーと直接連絡を取ることは禁止されています。Vineメンバーとの接触を試みただけでも、Amazonから調査対象になる可能性があるため、十分に注意が必要です。
レビュー対策については、以下の記事でも詳しく解説しておりますので、ぜひご覧ください。
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Amazon Vine の開始方法
続いて、Amazon Vine の登録方法を下記で説明します。
セラーセントラルから登録
セラーセントラルのトップ画面の左上にあるメニューバー(横に3本の線があるアイコン)をクリックすると、「広告」の項目が表示されます。そこから「Amazon Vine」を選択すると、Amazon Vineの管理画面にアクセスできます。黄色の枠内にASINを入力し、登録を開始してください。
次の画面で表示される登録詳細ページにて、希望するユニットに数を入力します。最後に、右下の登録ボタンをクリックすれば、登録が完了します。
Amazon Vine の気をつけるべき点
Amazon Vineの登録にあたっていくつか注意すべきことがあります。
- 同ASINで再登録はできない
- 商品は通常在庫に含まれるため、在庫管理に注意
- 費用対効果は計算して運用を行う必要がある
同ASINで再登録はできない
各ASINにおいて、Amazon Vineの商品登録は1親ASINに対して1回の登録になります。
そのため、登録をキャンセルしたり、1度実施しレビューが20件未満だった場合でも、再度申請することはできないため、注意が必要です。
商品は通常在庫に含まれるため在庫管理に注意
まずは在庫管理についてです。Amazon Vine 先取りプログラムに登録した商品は通常商品と同様の在庫に含まれます。そのため、必ず先取りプログラムで利用される分を考えたうえで、FBAの在庫に入れておく必要があります。
費用対効果は計算して運用を行う必要がある
Amazon Vine先取りプログラムを利用する前に、費用対効果を十分に計算して検討することが重要です。商品によっては、プログラムを利用しても効果が出にくい場合があり、その結果、コストだけがかかってしまうこともあります。初期数量の変更はできないため、どのような商品に適用すべきか、またはどの程度の規模でプログラムを活用すべきかについて、お悩みがある場合は株式会社GROOVEへご相談ください。
まとめ
本記事では「Amazon Vine先取りプログラム」について解説しました。
商品が求めているレビュアーと繋がるプログラムであり、評価や数を得るためには一定の費用がかかりますが、率直な意見を獲得できます。Amazon Vine先取りプログラムを利用するには、商標登録やブランド登録が必要となりますので、準備を進めることが重要です。
自社商品のレビューを増やしたい場合は、Amazon Vine先取りプログラムを利用して、売上や顧客の獲得につなげることができるでしょう。
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商品に対するカスタマーの声はまさに「宝の山」です。GROOVEでは独自のテキストマイニングを活用して、レビューから得られた情報を統合し、商品ページの制作や自社商品の改善に役立てています。また、こうしたフィードバックを基にすることで、お客様のニーズにより的確に応える商品を届けることができ、信頼性の向上にもつながります。
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監修者 : 田中 謙伍
株式会社GROOVE 代表取締役
慶應義塾大学環境情報学部卒業後、新卒採用第1期生としてアマゾンジャパン合同会社に入社。出品サービス事業部にて2年間のトップセールス、マーケティングマネージャーとしてAmazon CPC広告スポンサープロダクトの立ち上げを経験。株式会社GROOVEおよび Amazon D2Cメーカーの株式会社AINEXTを創業。立ち上げ6年で2社合計年商50億円を達成。
【登録者数 5万人のYouTubeチャンネル】
たなけんのEC大学:https://www.youtube.com/@ec8531
執筆者 : 松岡 孝明
株式会社GROOVE マーケティング事業部
大学卒業後、大手百貨店に就職。店頭での販売やマーケティング経験を積んだ後、ECコンサルティング事業を行なう企業へ転職。現在は株式会社GROOVEにて、マーケティングを担当。EC運営に関するお役立ち情報の発信や、セミナーの企画などを行なっています。