楽天市場の商品画像ガイドラインを徹底解説!売上アップのコツを紹介

楽天市場では、魅力的な画像を用いることで、商品ページのアクセス数や購入意欲を高める効果が期待できます。

しかし、商品画像の登録についてはガイドラインがあるため、違反しないようにルールを守って出品しなければなりません。

特に楽天商品画像の1枚目には、さまざまなガイドラインが設けられています。

この記事では、楽天市場の商品画像ガイドラインを解説すると共に、画像で売上アップするためのコツを詳しく紹介します。

 

1.楽天市場の画像ガイドラインとは

楽天市場の画像ガイドラインとは、楽天が出品者に向けた商品画像のルールで、検索結果に表示される商品画像について楽天が指定する形式に合わせるというものです。

ガイドラインを設けているのは、スマホが普及している中で情報量をできるだけ減らし、ユーザーの負担を軽減するためです。

画像ガイドラインを守らずに出品すると、違反点数が5点加算されます。

点数とは、楽天が違反行為の抑止や店舗の運営品質向上により、ユーザーが安心・安全に楽天市場を利用できる環境を提供するための点数制度です。

年間の違反点数が規定値を超えると、ランキング掲載制限や検索表示順位ダウンなどの制限を受けることになります。

また、講習や違約金の支払いが生じる場合もあるため、健全な運営のためにも、画像ガイドラインは必ず遵守しましょう。

 

2. 楽天市場の画像1枚目のガイドライン内容

楽天市場で出品する画像1枚目には、さまざまなガイドラインが設けられています。ここでは、楽天市場の画像ガイドラインの内容を解説します。

2.1.テキストの占有率を20%以内に設定する

楽天市場では文字を入れた画像を登録できますが、画像1枚目におけるテキスト要素の占有率は20%以内に収めるというルールがあります。

テキスト占有率は、画像を縦10マス、横10マスの100分割にした際に、20マスの範囲で収めなければならないというものです。

テキスト要素が少しでもマス目にかかってしまうと、1%とみなされてしまいます。

テキストの量はもちろん、配置にも気をつけながら、ガイドラインに抵触しないように気をつけましょう。

なお、テキスト要素としてみなされるものは以下の通りです。

  • ロゴ
  • 商品名
  • 産地
  • 容量
  • 画像クレジット
  • No imageの文字
  • 送料無料
  • 値段
  • イラスト

商品そのものや撮影した写真に入り込んでいる文字はテキストに含まれません。

2.2.枠線をつけない

楽天画像1枚目には、枠線をつけてはいけないというルールがあります。

一般的に枠線とは画像を囲っている線のことですが、楽天市場においての枠線は、帯状に配置された商品画像以外の要素も含まれます。

そのため、画像の4辺を囲むものや帯状のもの、L字方のものはすべて使用できません。線が細くても透過に加工していても、枠線とみなされる場合があります。

また、画像を合成した際にできる境界線や、境界線をぼかした枠線などもガイドラインに抵触する可能性があるため注意が必要です。

2.3.背景は白ベースもしくは単色白背景

1枚目の画像背景は、白基調の写真背景、もしくは単色の白背景しか使用してはいけないというルールがあります。

写真背景は商品と一緒に撮影された背景のことで、別の写真と合成したり、背景色を変更したりするのはガイドラインに抵触するため注意しましょう。

なお、カラーバリエーションや付属品の合成なら規定範囲内となるため問題ありません。商品を利用しているイメージモデルの使用もできます。

画像の合成可能なラインがどこからどこまでかをきちんと把握しておかないと、違反とみなされる可能性があるため注意しましょう。

なお、白背景はカラーコードだと『#ffffff』、色を指定するための値を意味するRGB値だと『R255』、『G255』、『B255』です。

2.4.アニメーションGIFは不可

楽天市場の画像にはアニメーションGIFが使えますが、画像1枚目では使えません。

アニメーションGIFは複数の画像を連続で表示させるGIF形式の画像で、視覚的に訴求できるメリットがあります。

商品説明文や販売説明文、2枚目以降の画像には用いることが可能です。

 

3. 楽天市場で共通している画像のルール

楽天市場では、商品ページに掲載する商品画像について以下を共通のルールとして定めています。

  • 画像ファイルの容量は2MB以内
  • ファイル形式はgifかjpg
  • 画像のサイズは横3840×縦3840pixel以下
  • 画像の枚数は20枚以下

画像の容量やサイズには上限が定められているため、解像度が高い写真だと容量やサイズオーバーになる可能性があります。

また、ファイル形式はgifかjpgに定められており、それ以外のファイル形式で登録すると自動的にjpgに変換されます。

自動変換されると画像の透明度が低下したり、画像サイズが極端に小さくなったりする可能性があるため注意しましょう。

 

4. 楽天市場で売れる画像を作るポイント

楽天市場では画像のガイドラインを遵守したうえで、売れる商品画像を作っていくことが大切です。ここでは、楽天市場で売れる画像を作るポイントを解説します。

4.1.短い文章でユーザーに刺さるテキストを入れる

画像だけで伝えられない情報を補足するために、画像の上にテキストを重ねましょう。

画像1枚目ではテキスト占有率が20%以下という制約があるため、2枚目以降はより簡潔でわかりやすいテキストが求められます。

文章を考える際には、以下のポイントを意識することが重要です。

  • ターゲットがわかるようにする
  • ターゲットのメリットを盛り込む
  • 商品に興味をもってもらう文言を盛り込む

テキストが長くなりすぎた場合は、文字のサイズを小さくすると、テキスト占有率を抑えることができます。

画像2枚目以降は画像である必要がないため、ユーザーに知ってもらいたい内容をテキストでまとめるとよいでしょう。

また、テキストのフォントや色もユーザーの視覚に大きな影響を与える要素となり、画像の雰囲気も変わってきます。

さまざまなフォントや色を試してみて、画像に合うものを選びましょう。

4.2.複数の角度から商品の魅力を伝える

商品を撮影する際は、正面だけでなく複数の角度から撮影し、商品の魅力を多角的に伝えましょう。

楽天市場に出品する商品は、基本的にユーザーが商品を直接手に取って見ることができません。

そのため、楽天市場のルールで定められている画像枚数20枚を超えない範囲で、できるだけ多くの写真を撮り、商品の特徴や魅力を伝えるようにしましょう。

例えば、バッグであれば以下の角度からの画像があると商品の特徴がわかりやすくなります。

  • 正面
  • 真上
  • 側面
  • 斜め
  • 背面
  • 内部
  • ファスナー
  • ストラップ
  • 生地の縫い目
  • モデル着用写真

同じ商品を複数のショップで販売している場合、ユーザーから見ると、画像が多いショップの方が丁寧さや信頼性を感じます。

4.3.画像1枚目は商品の特性に合ったものにする

楽天市場の画像1枚目は、検索結果やランキングページで表示されるため、ユーザーに選んでもらえるように特性が一目でわかる画像にしましょう。

競合商品と並んで表示されることも多いため、他店との差別化を意識しておく必要もあります。

基本的には、商品そのものを載せるか、使用感が伝わる利用シーンを載せるのが望ましいです。どちらが良いかは商品の特性で変わるため、一概にはいえません。

例えば、商品のデザインやカラーが印象的であれば、商品そのものを画像に選ぶとよいでしょう。

一方、商品の使用感の方が魅力的に感じる場合は、利用シーンを選び、特性を伝えることでユーザーの購買意欲を高められます。

商品の画像を作成する前は、上位表示されている競合商品の画像もチェックし、差別化するための訴求ポイントを決めておく必要があります。

4.4.実物の色を正確に表現する

楽天市場の商品画像は、トラブル防止やユーザーの不信感を高めないためにも、実物の色を正確に表現することが大切です。

実物と画像に掲載されている商品の色味が異なると、ユーザーが返品する場合もあります。

楽天市場のあんしんショッピングサービスの対象となり、楽天市場から調査を受けたり、ペナルティの対象となったりする可能性もあるため注意が必要です。

返品率を下げるためにも、商品画像の加工には注意し、商品の色味を正しく表現できているか確認しておきましょう。

4.5.ユーザーからのフィードバックを活用する

商品を購入したユーザーからのレビューやフィードバックは、画像をよりよく改善するために重要な情報となります。

画像に問題があればいち早く対応できるように、定期的に商品のレビューをチェックし、画像に関する意見や要望があれば抽出しましょう。

例えば、レビューに「実物と画像の色味が異なる」という指摘があれば、該当する画像の修正を行います。

また、「サイズ感がわかりにくい」というレビューがあれば、サイズ感がわかるように写真を撮り直しましょう。

ユーザーからのフィードバックを画像に反映させることで、顧客満足度の向上や売り上げアップなどが期待できます。

楽天市場でレビューを増やす方法は、以下の記事で詳しく解説していますので、あわせてご参照ください。

楽天市場でレビューを増やすには?出店者必見の効果的な戦略を紹介!

 

5. まとめ

楽天市場に商品を出品する際には、ガイドラインに注意しながら、商品の魅力が伝わる画像を作成しましょう。

商品画像1枚目と2枚目以降ではガイドラインが異なるため、それぞれの違いを把握しておく必要があります。

商品画像は写真の撮り方やテキスト内容、色味により訴求効果が大きく変わります。競合他社と差別化して成果を出すためにも、外部の専門機関への依頼もおすすめです。

楽天市場の戦略立案なら『株式会社GROOVE』におまかせ!

株式会社GROOVE』では、楽天市場やAmazon、Yahoo!、自社ECサイトなどのEC事業全体のサポートを行い、市場に最適な戦略の立案をいたします。

また、独自のページ作成ノウハウに基づいて、商品画像やSEO観点の説明文を作り込み、消費者インサイトの分析から売れるデザインを追求します。

楽天市場の運用代行も行っていますので、ぜひお気軽にご相談ください。

 

 


kengotanaka

監修者 : 田中 謙伍
株式会社GROOVE 代表取締役
慶應義塾大学環境情報学部卒業後、新卒採用第1期生としてアマゾンジャパン合同会社に入社。出品サービス事業部にて2年間のトップセールス、マーケティングマネージャーとしてAmazon CPC広告スポンサープロダクトの立ち上げを経験。株式会社GROOVEおよび Amazon D2Cメーカーの株式会社AINEXTを創業立ち上げ6年で2社合計年商50億円を達成。

【登録者数 5万人のYouTubeチャンネル】
たなけんのEC大学:https://www.youtube.com/@ec8531


 


matsuoka

執筆者 : 松岡 孝明
 株式会社GROOVE マーケティング事業部
大学卒業後、大手百貨店に就職。店頭での販売やマーケティング経験を積んだ後、ECコンサルティング事業を行なう企業へ転職。
現在は株式会社GROOVEにて、マーケティングを担当。EC運営に関するお役立ち情報の発信や、セミナーの企画などを行なっています。


 


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