楽天市場の出店手数料はどのくらい?利用できるプランや出店するメリットを紹介!

日本国内で高いシェアを誇る楽天市場には、常に多くのユーザーがアクセスして買い物をしています。

そんな楽天市場に出店することは、より広いユーザーにアピールするための有用な戦略であり、企業にとっても売上アップのチャンスです。

しかし、出店するためには一定の手数料や費用がかかるため、出店を検討する際はあらかじめ確認しておくことが大切です。

この記事では、楽天市場の出店プランをはじめ、出店する際に発生する費用・手数料や出店するメリットなどについて詳しく解説します。

楽天市場への出店を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

 

1. 楽天市場の出店プラン


楽天市場では3つの出店プランが用意されており、それぞれ料金や登録可能商品数など、細かな違いがあります。

ここでは、楽天市場の3つの出店プランの概要を紹介します。

1.1. がんばれ!プラン

がんばれ!プランの主な特徴は以下の通りです。

  • 月額料金:25,000円
  • 登録可能商品数:10,000商品まで
  • 画像容量:1.5GBまで

がんばれ!プランはECサイトの店舗運営がはじめての方に向いている出店プランです。

他のプランに比べて月額料金が最も安く、安くスタートしたい場合や小規模な店舗を運営したい場合にピッタリです。

ただし、1ヶ月の売上金額によって変動するシステム利用料が他のプランより割高な傾向にあるため、利用する際は注意しなければなりません。

1.2. スタンダードプラン

スタンダードプランの主な特徴は以下の通りです。

  • 月額料金:65,000円
  • 登録可能商品数:50,000商品まで
  • 画像容量:100GBまで

スタンダードプランは、楽天の出店プランのなかでも中間的な立ち位置であり、月商140万円以上を目指す方にとって最適なプランです。

がんばれ!プランと比べるとシステム利用料が割安になっており、コストを抑えながらショップ運営をしたい方に向いています。

1.3. メガショッププラン

メガショッププランの主な特徴は以下の通りです。

  • 月額料金:130,000円
  • 登録可能商品数:無制限
  • 画像容量:無制限

メガショッププランは登録可能商品数や画像容量が無制限になっており、最も自由度が高いプランです。

商品数が多い場合や画像の量が多い場合に向いているプランであり、大型店舗を運営したい方にピッタリです。

基本的に前述したスタンダードプランで困ることはありませんが、より多くの月商を目指したい場合はメガショッププランを選ぶと良いでしょう。

2. 楽天市場の出店費用・手数料


楽天市場で出店する場合は、月額料金以外にもさまざまなコストがかかります。ここでは、楽天市場の出店費用・手数料を紹介します。

2.1. 初期登録費用

楽天市場にはじめて出店する場合は、初期登録費用を支払う必要があります。

初期登録費用はショップ開設や基本的な手続き、初期セットアップなどを行うために必要な費用であり、選択したプランに関わらず、一律60,000円が発生します。

この費用は楽天市場でビジネスをはじめるための第一歩であり、出店のための初期投資と考えることができるでしょう。

ただし、一度支払った初期登録費用は返金されることはないため、計画的に出店プランを選択することが重要です。

2.2. 月額出店料

楽天市場での販売を継続するためには、月額出店料が必要です。

この月額出店料は、楽天市場のプラットフォームを利用し続けるための基本的な費用であり、出店者が選択したプランによって異なります。

  • がんばれ!プラン:25,000円
  • スタンダードプラン:65,000円
  • メガショッププラン:130,000円

月額出店料には、楽天市場のマーケティング支援や技術サポートが含まれており、出店者がスムーズにビジネスを運営するための基盤を提供します。

出店者は、この費用を考慮してビジネスの収益性を評価し、最適なプランを選択することが重要です。

月額出店料は、ビジネスの規模や販売戦略に応じて調整されることが多く、長期的なビジネス計画の中で重要な要素となります。

2.3. システム利用料

システム利用料とは、パソコンもしくはスマートフォン経由で発生した売上金額に対して発生する手数料であり、選択したプランによって異なります。

システム利用料は、「通常販売金額×プランごとの適用比率」で導き出されます。

2.4. システムサービス利用料

システムサービス利用料とは、楽天市場が提供している以下3つのシステムサービスに対して発生する手数料です。

  • 楽天ポイント
  • 楽天スーパーアフィリエイト
  • やり取りに対する安全性・利便性アップを目的としたシステム利用料

楽天ポイントは、楽天市場の会員が利用できるポイントプログラムであり、ショップ側は1%のポイント原資を負担しなければなりません。

たとえば、ユーザーが100ポイントを獲得した場合は、ショップが1ポイント分を自己負担するという仕組みです。

つぎに、楽天スーパーアフィリエイトについては、商品ジャンルによって2.0%〜4.0%の手数料と、パートナーサイトの合計成果報酬として15%の手数料がかかります。

「やり取りに対する安全性・利便性アップを目的としたシステム利用料」については、月間売上金額の0.1%が必ず発生します。

2.5. R-Messe利用料

楽天市場に出店する際は、R-Messe利用料も発生します。

R-Messeとは、店舗とユーザーがメッセージ形式でやり取りできる楽天の問い合わせ管理ツールです。

通常、がんばれ!プランであれば毎月3,000円、スタンダードプランまたはメガショッププランであれば毎月5,000円の費用が発生しますが、現在は無料期間中(終了時期未定)のため、コストはかかりません。

ユーザーの問い合わせから成約につながるケースも多いため、R-Messeを有効活用することで売上アップを目指せます。

2.6. 楽天ペイ利用料

楽天市場で店舗を運営するためには、楽天ペイ利用料を支払わなければなりません。

楽天ペイとは、楽天独自の決済サービスであり、平均決済単価と月額決済高などを基に2.5%〜3.5%の範囲で料金が発生します。

利用料の発生はショップにとって負担ではありますが、入金サイクルの短縮や決済関連業務の代行など、出店側にとって多くのメリットがあります。

3. 楽天市場に出店するメリット

楽天市場に出店するためにはさまざまなコストがかかることから、ハードルが高いと感じる方もいるかもしれませんが、楽天市場ならではの出店メリットがあります。

ここでは、楽天市場に出店するメリットを紹介します。

3.1. 圧倒的な集客力がある

楽天市場に出店する最大のメリットの一つは、その圧倒的な集客力です。

楽天市場は日本国内で最も利用されているECサイトの一つであり、多くの消費者が日常的にアクセスしており、店舗は自然と多くの潜在顧客にリーチすることができます。

楽天市場はSEO対策が施されており、検索エンジンでの表示順位が高いことから、外部からのアクセスも多いです。

また、サイト内での広告やプロモーション機能を活用することで、さらに多くのユーザーに商品をアピールすることも可能です。

特に楽天ポイントを利用した購買促進策は、顧客の購買意欲を高め、リピート購入を促進する効果が期待できます。

3.2. サポートが充実している

楽天市場では、出店者がスムーズにビジネスを展開できるよう、充実したサポート体制を提供しています。

出店者は、専任のコンサルタントからのアドバイスを受けることができ、ページ作成や店舗運営の各ステップで手厚い支援を受けられます。

また、楽天市場は「楽天大学」と呼ばれる教育プログラムを提供しており、ネットショップ運営のノウハウを学ぶことができるため、初心者でも安心です。

楽天市場では手厚いサポート体制を構築しているため、はじめてECビジネスをはじめる方でも効果的かつ効率的に店舗運営ができるでしょう。

3.3. 独自の大型イベントが定期的に開催される

楽天市場では独自の大型イベントが定期的に開催されており、これが集客力をさらに高める要因となっています。

代表的なイベントとして「楽天スーパーSALE」や「お買い物マラソン」があり、これらのイベントではポイントアップキャンペーンが行われ、多くの消費者が参加します。

イベントに合わせてお得な商品やユーザーの興味を引くような商品を出品すれば、通常時よりも多くのユーザーにアプローチできるため、売上アップにつながる可能性が高いです。

楽天市場のイベントは広告キャンペーンやテレビCMで広く周知されるため、新規顧客の獲得やリピーターの増加を狙うチャンスといえるでしょう。

4. まとめ

楽天市場は日本最大級のオンラインショッピングプラットフォームであり、日常的に多くのユーザーがアクセスして買い物をしています。

出店するためには一定の初期費用やランニングコストはかかりますが、楽天市場に自身の店舗を構えることができれば、多くの集客と売上アップが目指せます。

出店するだけでも一定の効果は期待できますが、売上を最大化するのであれば、自身に合った戦略と対策を立てることが重要です。

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ECビジネスに特化したコンサルティングを得意とする株式会社GROOVEでは、楽天市場のセール対策の戦略的な運営を実現できます。これまで培ってきた専門的な知識とノウハウを駆使し、EC全体戦略の立案や店舗運用など、多角的に売上アップと事業の成功をサポートします。

楽天市場での出店に伴う初期費用や固定費などのコストを適切に管理し、売上を最大化するための戦略を提供できるだけでなく、楽天市場での販売や企画などに関するあらゆる悩み・課題を解決に導きますので、ぜひお気軽にご相談ください。

 

 


kengotanaka

監修者 : 田中 謙伍
株式会社GROOVE 代表取締役
慶應義塾大学環境情報学部卒業後、新卒採用第1期生としてアマゾンジャパン合同会社に入社。出品サービス事業部にて2年間のトップセールス、マーケティングマネージャーとしてAmazon CPC広告スポンサープロダクトの立ち上げを経験。株式会社GROOVEおよび Amazon D2Cメーカーの株式会社AINEXTを創業立ち上げ6年で2社合計年商50億円を達成。

【登録者数 5万人のYouTubeチャンネル】
たなけんのEC大学:https://www.youtube.com/@ec8531


 


matsuoka

執筆者 : 松岡 孝明
 株式会社GROOVE マーケティング事業部
大学卒業後、大手百貨店に就職。店頭での販売やマーケティング経験を積んだ後、ECコンサルティング事業を行なう企業へ転職。
現在は株式会社GROOVEにて、マーケティングを担当。EC運営に関するお役立ち情報の発信や、セミナーの企画などを行なっています。



 

 

 

 


 

 


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