さらに画面を下にスクロールすると、「商品説明文」が記載されています。
商品説明文は文章で記載されますが、画像を用いてユーザーに訴求を図りたい場合は、「商品紹介コンテンツ(A+)」を利用することもできます。A+では画像クリエイティブを差し込むことによって、視覚的にユーザーの情緒にアプローチすることができるだけでなく、商品ごとの比較表などを設置することもできます。
Amazonの商品ページはユーザーが商品を選ぶ際の最も重要な判断材料になります。Amazonに限らずECサイトでは、ユーザーは直接商品を手に取って確認することができず、ユーザーは商品ページに書かれている情報や他のユーザーのレビューから情報を得るしかありません。そのため、商品ページの良し悪しはそのまま売上に直結するといっても過言ではありません。
以上の点を踏まえると、商品ページでは商品のサイズや容量、使用感などの基本情報を正確に記載することに加えて、その商品ならではの魅力や利用イメージなどを記載しておくことが重要なポイントになります。
また商品ページはAmazon内でのSEO対策にも重要な意味を持っています。これはAmazonの検索結果ページに商品が表示されるかどうかは、商品名やキーワードの設定が大きく影響すると考えられるためです。そのため、商品ページの作りこみは商品ページを訪問したユーザーの購入転換率だけでなく、セッション数自体を増やすことにもつながるのです。
商品ページの各要素について説明を行う前に、AmazonにおけるSEO対策について簡単に解説を行います。より詳しい内容は以下の記事をご覧ください。
AmazonのSEO対策は何をすればいい?上位表示するための条件や打ち手を簡単解説!Amazon SEOを実践し、自社商品を検索上位に表示させることは、売上アップのために非常に重要です。この記事では、Amazon SEOの基礎知識から、具体的な対策方法、さらには注意点までを網羅的に解説します。 |
Amazonで商品を検索したとき、どのような順番で商品を表示するかを決めているルールをアルゴリズムといいます。Amazonの検索アルゴリズム、通称「A10」は、Amazon内でよく検索されるキーワードに対してAIが自動で判別し、売れやすい商品を上位表示させる仕組みになっています。
残念ながら、AmazonはA10アルゴリズムの詳細を公開していません。つまり、Amazon SEOにおいて、どの要素がどの程度影響するのかを正確に知ることは困難です。しかし、これまでのデータ分析や実績から、Amazonの検索アルゴリズムは大きく分けて4つの要素から成り立っていると考えられます。
商品ページを作成するにあたって注意しなければならないのは、Amazonで商品ページを新規作成できるのは「新規出品」を行う場合のみであることです。出品したい商品が既にAmazon内に存在している場合は、同じ商品に対して新しい商品ページを作成することはできません。その場合は、「相乗り出品」という手法を用いることになります。
新規出品とは、まだAmazonに登録されていない商品を新たに出品し、対応する商品ページを新しく作成することです。新規出品の場合、ページ作成時に商品情報や画像を設定しなければなりません。
一方、相乗り出品とは、既にAmazonに登録されている商品ページに、自社のアカウントから商品を出品することをいいます。相乗り出品の場合には、既に誰かが登録した商品ページを使用して出品するため、商品情報や画像は最初の出品者が登録したものが表示されます。
メーカーの公式ストアなどを運営されている方は、ブランド棄損やブランドのイメージダウンを避けるために、商品ページの情報や画像クリエイティブ、商品の発送に至るまでしっかりと自社で管理したいと思われるでしょう。
自社が公式の販売店であるにもかかわらず、すでに他社によって販売したい商品が出品されていた場合は、Amazonが提供する「ブランド登録」を利用することによって商品情報表示の優先権を獲得可能です。
ただし、商品ページにはAmazonが最適と判断した情報が反映される仕組みのため、ブランド登録している出品者の情報が必ず反映されるとは限らない点に注意しましょう。
ここからは商品ページの作成手順をご紹介します。商品ページの作成にあたっては、スムーズに進めるためにも「JANコード」「商品画像」「商品仕様文」「商品紹介文」を事前に用意しておくとよいでしょう。
先ほど述べたように、Amazonでの商品ページは、新規出品の場合でなければ作成することはできません。そのため、Amazonで商品を新たに出品する際には、まず最初に、すでに同じ商品が出品されていないかどうかをしっかりと確認しましょう。
確認する際には、Amazonのセラーセントラルにログインし、「カタログ」から「商品登録」を選択します。そこで商品名やJANコードを入力し、検索ボタンを押します。検索結果に該当商品がなかった場合は新規出品をすることができます。一方で、該当商品が既に出品されている場合は、上述のように、その商品ページに相乗り出品をする形になります。
次に商品タイプ(カテゴリ)を選択します。商品タイプとは、商品がどのジャンルに属するかを指します。商品タイプを選ぶ際には、大カテゴリ>中カテゴリ>小カテゴリの順に、表示されるオプションの中から自社の商品に最適なものを選択します。
商品タイプを選ぶ際には、選択したカテゴリによって必要となる情報が変わることもあるので注意しましょう。例えば洋服なら「サイズ」、本なら「著者名」が必要になる場合があります。食品&飲料など一部のカテゴリでは、事前に出品許可申請が必要なものもあるので、カテゴリごとの条件を事前に確認しておくとよいでしょう。
バリエーションとは、ある商品に対して、カラーやサイズが複数ある場合に入力する項目です。服の色や靴のサイズなどをイメージするとよいでしょう。出品する商品に複数のバリエーションがある場合はバリエーション登録が必須となります。
バリエーションの例 ユーザー目線では色やサイズを選択することができる
次に出品情報を入力していきます。出品情報には全部で11の項目が存在します。
・出荷作業日数
・メーカー希望価格
・商品の入荷予定日
・最大注文個数
・出荷作業日数
・ギフトメッセージ
・ギフト包装
・発送パターン
・発売開始日
・TAXコード
・フルフィルメントチャンネル
出品情報には任意項目が多いですが、「フルフィルメントチャネル」の項目については極力設定をしておくようにしましょう。在庫の管理から発送までをAmazonに依頼する「FBA(フルフィルメント by Amazon)」を利用する場合は、「Amazonが発送し、カスタマーサービスを提供します」の項目を選択します。出品者側で発送する場合は「私はこの商品を自分で発送します」を選択します。
出品情報については後から記入することも可能です。時間がない場合や確認作業が必要な場合は、この段階ではスキップしても構いませんが、最終的には、全ての情報を記入しておくようにしましょう。
商品ページ上には「メイン画像」と「サブ画像」の2種類の画像を登録します。メイン画像は、商品検索結果などに表示されるもので、商品の最初の印象を決定するものです。良いメイン画像はクリック率(CTR)の向上に繋がります。
一方、サブ画像は商品詳細ページに表示されるもので、商品の詳細や使い方を伝えるための役割を担います。サブ画像によって機能的価値だけでなく、ユーザーの情緒的価値に訴求することができればCVRが向上し、売上を拡大させることができます。
Amazonの画像の仕様については厳しく設定されているので、ルールを守った画像を作るよう心がけましょう。注意すべきポイントは以下の4つになります。
・メイン画像は背景白
・画像の長辺1000ピクセル(zoom機能が使えるため)
・長方形画像は短辺500ピクセル
・画像の形式jpg
また、カラーバリエーションがある場合には、バリエーション画像の設定が必要です。バリエーション画像については、通常の画像設定画面からではなく、在庫管理画面から登録することになります。
商品画像を作成する際のポイントとより詳細なガイドラインについては後ほど解説します。
画像の登録が完了したら、商品の具体的な説明を記入していきましょう。説明欄には、全部で以下3つの項目があります。
・商品説明文
・商品仕様
・法規上の免責情報
商品説明文は、商品ページ下部に表示される説明文のことです。商品説明文は、商品情報を文字を使って簡潔に伝えるために利用します。画像などを用いて訴求したい場合には、商品紹介コンテンツ(A+)を用いることも可能です。商品紹介コンテンツを利用する場合でも、商品説明文の欄は埋めるようにしましょう。
商品仕様文は商品ページ上部に記載されるテキストコンテンツで、商品の特徴や魅力を箇条書きで伝えることができます。後ほどSEO対策を意識した商品ページの作り方について解説しますが、この商品仕様文もAmazonがSEOに関して評価しているポイントの一つです。複数の項目を入力するほど検索エンジンに引っかかる可能性が高くなるので、関連するキーワードをできるだけ入力しておくとよいでしょう。
法規上の免責情報は、任意のため空欄で構いません。
詳細情報は、重量や寸法を設定する項目です。具体的には以下6つの項目があります。
・商品パッケージの重量
・商品パッケージ重量の単位
・画面サイズの単位
・ディスプレイ最大解像度の単位
・配送重量
・配送重量の単位
これらの項目はすべて任意項目となっていますが、記載しない場合は、Amazonの倉庫へ納品する時に商品の重量や三辺の寸法を伝える必要があります。納品の度に伝える手間が発生するため、FBAを利用する際には極力入力しておくようにしましょう。
以上で商品ページの作成方法を解説しましたが、実際の作成時にはSEOを意識しながら進めていく必要があります。
Amazon公式によると、AmazonのSEO対策では次の7つ項目が重要になります。
1. キーワード調査の実施
2. 商品タイトルの最適化
3. 商品説明の最適化
4. 商品説明の箇条書き(商品仕様)の最適化
5. 商品画像の最適化
6. 検索キーワードの最適化
7. 商品価格の最適化
商品価格については、他の販売チャネルとの両立やセールなどとの兼ね合いがあるので調整が難しい部分もありますが、それ以外の要素については対策可能です。ここでは、
・キーワードの選び方
・最適な商品タイトルのつけ方
・商品説明の最適化
・商品仕様の最適化
・商品画像の最適化
についてSEOを意識しながら対策を行なうためのポイントを解説します。
ここまで見てきたように、SEOを意識した商品ページを作るには、商品名や商品説明などにしっかりと狙いたいキーワードを盛り込むことが重要です。しかし、ユーザーの検索意図に沿った正しいキーワードを設定できていなければ、せっかく対策をしても思うような成果を得ることはできません。
以下では、キーワード選定に役立つ4つの方法をご紹介します。複数の手法を組み合わせ、自社商品に最適なキーワードを探っていきましょう。
Amazonサジェストとは、商品検索の際に表示されるキーワード候補のことです。ユーザーがよく検索するキーワードがサジェストに表示されるため、需要の高いフレーズを知ることができます。
Amazonサジェストでの表示結果
サジェスト候補をリストアップし、自社商品に関連の深いキーワードをピックアップしていくのがおすすめです。
サジェストの候補は文字入力に応じてリアルタイムに変化するため、さまざまなパターンを試してみるのが効果的でしょう。競合他社の商品名で検索してみるのも良い方法の1つです。
またサジェストで表示されるキーワードについては、「アマゾンサジェストキーワード一括DLツール」という、サジェスト機能で表示されるサジェストキーワード候補をまとめて把握することができるツールも存在します。
Amazon広告の運用データからも、有効なキーワードを発掘できます。スポンサープロダクト広告などの運用履歴を分析し、クリック率の高いキーワードをリストアップしていきましょう。
キーワードごとのインプレッションやクリック率を以下のようにまとめます。
Brand Analyticsの検索頻度ランキングも、キーワード選定に役立ちます。自社商品やカテゴリに関連するキーワードの検索回数が確認できるため、人気の高いフレーズを知ることができるのです。月間検索回数が多いキーワードは、SEO対策においても有望だと考えられます。
ブランド分析画面
GoogleのSEOツールは、Amazonのキーワード選定にも役立ちます。例えばGoogleサジェストやキーワードプランナーを活用し、関連キーワードのアイデアを集めるのがおすすめです。
Amazonでの検索需要は測れませんが、一般的な検索傾向は掴むことができるでしょう。検索ボリュームの多いキーワードは、Amazon内でも人気である可能性が高いと言えます。
Amazon SEOとGoogle SEOは、相互に影響し合う部分も少なくありません。両者の特性を理解しつつ、バランスの取れたキーワード選定を行うことが重要です。
キーワードを選ぶ際にはキーワードのボリュームに注意する必要があります。ボリュームの少なすぎるキーワードだとそもそも検索ニーズが存在しないため、文字数の無駄遣いとなってしまう可能性があります。一方でボリュームの大きすぎるキーワードは、他社も同様にキーワードの対策を行なっているため、思うように検索上位に表示されない可能性が高いです。
そのため、狙うのであればその中間にあたるミドルキーワードを押さえに行くのがおすすめです。GROOVEではキーワード分類の基準を以下のように設定しています。
また商品説明や商品仕様文の中に入れるキーワードは、商品名に登録したキーワードを使用せずに、商品名に登録できなかったキーワードを使用するようにしましょう。そうすることで、より多くの顧客に対し商品が表示されることが見込まれます。
商品を検索するユーザーが最初に目にするのが、商品名(タイトル)です。商品名を入力する際には、自身が購入者だった場合に、どのような商品名だったらクリックしようと思うのか考えてみましょう。
商品名においてAmazonが公式に推奨しているポイントは以下の3つです。
・タイトルの長さは約 60 文字、80 文字未満をお勧め
・ガイドラインに従って入力することで検索ヒットしやすい
・「人気商品」や「ベストセラー」などの主観的なコメントは使用しない
商品名をつける際には、商品の機能や特徴などを具体的に表すキーワードをいれて、ユーザーが使用感などをイメージしやすいものにしましょう。
また、商品名は50文字から60文字程度にまとめると良いでしょう。商品名が長すぎると、検索結果や商品一覧ページで全文が表示されません。また、無理にキーワードを詰め込もうとすれば、不要なキーワードが混ざりこみ、検索キーワードとのマッチング率も下がる可能性があります。
これらの点を意識しながら、分かりやすく、検索しやすい商品名を設定しましょう。
商品説明文も、購入率を高める上では重要な構成要素のうちの一つです。SEOを意識しながら商品説明文に適切なキーワードを入れておくことで、検索順位が向上し、ページにアクセスしてもらえる可能性がより高まります。
商品説明においては、商品紹介コンテンツ(A+)を活用することも有効です。A+ではテキストだけではなく画像を利用することができるため、商品の特徴や使用イメージなどを視覚的に訴求することができます。
またA+には、モジュールとよばれる「画像とテキストの様々なレイアウトイメージ」がテンプレートとして用意されています。このモジュールを用いれば、商品の比較表なども簡単に作成することができます。
どのモジュールを組み合わせると効果的なのかについては、実際に試してみて効果検証を行う必要がありますが、テキスト部分にキーワードを含めることで検索との関連性が高まることが期待されます。
ただし、A+を適用させた場合には、商品紹介文は自動で表示されなくなります。商品紹介文も表示させたい場合には、適用後に設定を変更し忘れないようにしましょう。
商品仕様文では商品の特徴や魅力を箇条書きで記入することができます。商品仕様文は、商品ページの上部に表示され、ユーザーの目にも触れやすい場所に掲載されるので、必ず埋めておくようにしましょう。
商品仕様文を作成する際には、以下のポイントを意識します。
・商品画像で訴求できなかった魅力を伝える
・商品の欠点も伝える
・キーワードを詰め込みすぎない
まず、商品仕様文には、商品画像で訴求しきれなかった商品の魅力を記入するようにしましょう。後述しますが、サブ画像は自由度が高く文字などをいれて顧客に対して商品の持つ価値を訴求することができます。しかし、枚数に制限もあるため、伝えることには優先順位をつけなければなりません。そこで商品画像内で伝えきれなかった魅力や、文字として伝えるほうがわかりやすいことは商品仕様文で伝えると良いでしょう。
次に、商品の欠点も伝えるようにしましょう。これは悪いカスタマーレビューをつけられることを防ぐためです。商品の良い点ばかりを伝えていると購入前のユーザーの期待値が高まりすぎ、実際に使用した際のギャップからクレームなどにつながる可能性があります。クレームや返品対応には多くの工数がかかるだけでなく、出品停止などペナルティを課されることもあります。ユーザーの期待値調整を行なう意味でも、しっかりと欠点を記入しておくようにしましょう。
最後にキーワードについてですが、こちらも商品名同様にキーワードを詰め込みすぎないようにしましょう。キーワードを詰め込みすぎれば文章が不自然になり、ユーザーが不信感を抱く可能性があります。SEO対策でキーワードを入れることが重要ですが、ユーザーにとって見やすい文章になるように意識しましょう。
以下に商品名・商品説明文・商品仕様文について簡単にまとめます。
次に商品画像の最適化についてです。Amazonユーザーの多くは、商品を購入する際に商品画像を重視しており、画像の質が商品の売れ行きを左右するとまで言われています。そのため、商品画像はできるだけ分かりやすく、実際に商品を使用している状況などが伝わるようなものにするとよいでしょう。
ここでは商品画像を作成する際のポイントを解説します。商品詳細ページに表示される画像にはメイン画像とサブ画像の2種類が存在します。メイン画像は1枚のみ、サブ画像はPCなら8枚まで、モバイルなら6枚まで表示されます。
メイン画像は検索結果画面から商品ページにユーザーを誘導するための最初のタッチポイントです。そのためメイン画像のクオリティはそのまま商品ページへの流入数にも直結します。
Amazonでは、メイン画像に対していくつかの基準が設けられています。以下はその代表的なものです。
・実際の商品でプロフェッショナルな品質の画像であり、代用品ではないことを正確に表している
・純粋な白の背景
・画像の85%が商品で表示されている
・画像の枠内に商品全体を表示し、どの部分も切り取られていない
メイン画像が商品画像のルールに違反している場合は出品情報そのものが非表示にされたり、Amazonのキャンペーンの対象外になるなどのペナルティが発生することもあります。そのため、しっかりとAmazon公式サイトで要件を確認してから作成をするようにしましょう。
メイン画像を作成する際には以下のポイントを押さえておくとよいでしょう。
・商品の面積を大きくする
・はっきりとした色立ちにする(光の当て具合/影を調節する)
・画質を綺麗にする(シワなどをなくす/光沢感をつける)
・世界観を合わせる
サブ画像には、メイン画像だけでは伝えられない情報を補完する役割があります。メイン画像は原則的に白い背景に商品自体の画像しか入れることができませんが、サブ画像には文字を入れたり、色のある背景を用いることができます。そのため、
商品の魅力や使用方法を効果的に伝えることができます。
サブ画像を作成する際のポイントは以下の3つです。
・全体の世界観とそれを表すキーカラーを決める
・訴求ポイントを厳選する
・使用シーンを取り入れる
特に訴求ポイントを絞り込むことは重要です。ユーザーに対してどのような訴求を行うかを考える際には、競合商品のクリエイティブやカスタマーレビューを参考にすると良いでしょう。
カスタマーレビューを参考にする際には、競合の商品につけられたレビューをまとめ、ユーザーがその商品のどんなところを評価しているのか、どこが弱点か、自社が勝っているポイントはどこか、などを整理します。これらの情報をもとに訴求軸の優先順位を考えていきます。
また、ECでの購入時にはユーザーは商品の実物を見ることができないので、使用シーンを取り入れたサブ画像をいれることで、イメージをさせやすくすることができます。このような情緒的価値に訴求するのも一つのポイントです。
その他にも、在庫管理や配送方法などを仕組化させておくことも重要なポイントです。これらの要素は直接商品ページを構成するわけではありませんが、購入意欲を途切れさせることなくスムーズな販売を実現し、顧客満足度を高める上で必要な要素です。
具体的には、「在庫がある」「在庫が少ない」「在庫切れ」の各状況を明確に表示することで、顧客の購買行動を促すことができます。また、商品の出荷状況をリアルタイムで更新し、適時に情報を共有することも重要です。
配送方法については、「定期おトク便」のようなサービスを利用することで、顧客のリピート購入を促すことができます。このようなサービスは、商品の定期購入を設定することで送料の割引などの特典があるため、顧客の継続的な購入を促進します
せっかく良いページをつくり上げても、在庫切れを起こしていれば重大な機会損失に繋がりますし、配送の遅れは購入者の不満となりレビューを低くつけられてしまう可能性もあります。このように、Amazon運用では様々な要素が複合的に組み合わさっていることを認識しておきましょう。
今回はAmazonの商品ページの作り方と作る際のポイントについて解説しました。
商品ページはただユーザーの購入導線になっているだけでなく、訪問したユーザーにブランドや商品の価値を訴求するための重要な顧客設定となっています。
Amazonで売上を伸ばすためにはSEO対策は必須ですが、SEOを意識するあまりユーザーにとってわかりにくい商品ページを作ってしまうと本末転倒です。
そのため、ユーザーに商品の魅力を伝えることを最優先に考えながら、最適な場所に最適なキーワードを盛り込むという意識で作成していくようにしましょう。
商品ページの作成なら株式会社GROOVEにご相談ください
商品ページ作成のご依頼は、是非「株式会社GROOVE」へご相談ください。株式会社GROOVEでは、Amazon専門コンサルとして、Amazonでの販売に関連する戦略の提案から、マーケティング施策の実行、日々の細かなレポーティングにいたるまで、豊富な経験と専門知識を活かしてブランド様のAmazon運用をトータルサポートします。
これまで多くの企業様を支援してきた中で培ってきた勝ちパターンをもとに、ご予算や目標に合わせた商品ページ、画像クリエイティブの作成が可能です。商品ページの作成はもちろん、Amazon広告の運用や商品企画のご要望にも対応しています。どんな些細なことでも、お気軽にお問い合わせください。
執筆者 : 松岡 孝明
マーケティング事業部
大学卒業後、大手百貨店に就職。店頭での販売やマーケティング経験を積んだ後、ECコンサルティング事業を行なう企業へ転職。
現在は株式会社GROOVEにて、マーケティングを担当。EC運営に関するお役立ち情報の発信や、セミナーの企画などを行なっています。